Orthodontics for Children

こどもの矯正
(小児矯正)

お子さんの未来を、
やさしく育てる
矯正治療
「この子が、これからも元気に笑っていてほしい」
「自分の歯でしっかり食べられる人生を送ってほしい」

その願いは、どのご家庭も同じだと思います。

こどもの矯正治療は、単に歯を並べるための治療ではありません。
成長期というかけがえのない時間を活かしながら、
あごの発育とかみ合わせを整え、将来の健康の土台をやさしく育てていく医療です。

歯並びは“結果”であり、その背景には、
• あごの骨の成長
• 舌や唇の使い方
• 呼吸のしかた
• 姿勢
• 食習慣

といった、生活習慣を含むたくさんの要素が関わっています。

だからこそ私たちは、
「歯を動かす」前に「成長を理解する」ことを大切にしています。
大きな可能性を秘める成長期
お子さんの骨はやわらかく、発育の力に満ちています。
この時期は、体が自然に整おうとするエネルギーが豊かに働く、とても大切な時間です。

適切なタイミングでサポートすることで、
• 将来の本格矯正の負担を軽くできる可能性
• 抜歯を回避できる可能性
• 安定したかみ合わせの確立
• 口呼吸の改善
• 顎関節への負担の予防
• より自然な歯列の発育

など、前向きな変化が期待できます。

矯正は「問題を治す」ためだけのものではなく、お子さんの持っている成長の力を、より良い方向へ導く為のものなのです。
こどもの異常サインと親の気づき
毎日の生活習慣の中で、お子さんに次のような様子は無いでしょうか?

• 前歯が少し出てきた
• 受け口かもしれない
• 歯が重なっている
• 口が開いていることが多い
• 食事に時間がかかる
• よく噛まずに飲み込んでいる

これらは、近年多くのお子さんに見られる成長過程の一部です。

大切なのは、「早く気づくこと」。

この小さなサインに目を向けることで、お子さんの将来の大きな負担を減らせる可能性がでてきます。
「治す」ではなく
「育てる」
《結果》のみにアプローチする従来の小児矯正
《原因》にアプローチする当院の育成型小児矯正

従来の一般的な小児矯正は、乱れた歯を単にきれいに並べることだけを目的としていました。
お口や体に潜んでいる歯並びが悪くなる原因を改善することなく、悪くなった歯並びという結果だけにアプローチするものでした。

これに対して、当院がご提案する育成型の小児矯正は、まったく異なる視点で治療にあたります。

歯並びが悪くなるのには、お口や体に潜んだ原因があります。その原因を改善しながら矯正治療することで、お子様の体にあった機能的で自然な歯並びを手に入れることができます。
お口や体に潜む原因の改善として、口呼吸を鼻呼吸に、舌の位置異常の改善、頬杖・猫背など不良姿勢の改善など、様々な問題を解決して歯並びを育成していきます。

このように、「結果」だけに対処するのか、「原因」にも目を向けるのか。
この違いこそが、従来の矯正と当院がおこなう育成型の矯正治療の大きな違いになります。
この考え方の違いは、「使用する装置」「治療にかかる期間」「将来的な仕上がり」など、いろんな点で異なってきます。
二つの矯正治療の違いを以下にまとめました。
当院のこども矯正の考え方
当院では、歯並びだけを見ることはありません。

私たちは、
• あごの成長バランス
• 歯列の発育状況
• かみ合わせの安定性
• 舌の位置と動き
• 呼吸の様子
• 姿勢との関係
まで、総合的に評価します。

それは、お子さんを“部分”ではなく“全体”で診るためです。

矯正は「きれいにする治療」ではなく、自然な発育を整える医療だと私たちは考えています。
不正咬合の種類
お子さんのお口にみられる代表的な不正咬合には次のようなものがあります。
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① 上顎前突(出っ歯)
上の前歯が前に出ている状態。
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② 下顎前突(受け口)
下の前歯が前に出ている状態。
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③ 叢生(ガタガタ)
歯が並ぶスペースが不足し、前歯がガタガタしている状態。
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④ 開咬
奥歯がかんでいるのに、前歯が開いた状態
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⑤ 過蓋咬合
前歯のかみ合わせが深すぎる状態。
小児矯正治療の種類
お子さんの矯正治療は、いろんな方法があります。
当院では、お子さんの年齢や発育段階、性格、お口の症状に合わせて、保護者の方と相談の上、最適な方法で治療に当たっていきます。
主な治療方法を次にご紹介します。


①床矯正(拡大床)

顎を広げて歯が並ぶスペースを作る治療 床矯正(しょうきょうせい)は、成長期のお子さまの顎をゆっくり広げる矯正治療です。
顎が小さいと歯が並ぶスペースが不足し、 歯並びがガタガタになってしまいます。
床矯正では専用の装置を使い、顎の幅を少しずつ広げることで歯が自然に並ぶスペースを作ります。

特徴
・取り外し式の装置
・歯を抜かない矯正につながる可能性
・成長期に効果的
顎の成長を利用した、小児矯正の基本となる治療です。

②マイオブレイス

歯並びの原因を改善する矯正 歯並びが悪くなる原因の多くは、お口の使い方の癖にあります。
例えば
・口呼吸
・舌の位置
・飲み込み方
・唇の力
・姿勢 などです。
マイオブレイスはマウスピース型装置とトレーニングを組み合わせ、 お口の筋肉や呼吸を改善する矯正治療です。
歯並びだけでなくお口の機能を整えることで
・自然な歯並び
・健康的な成長
・正しい呼吸
を目指します。

③マウスピース矯正

透明なマウスピースを使用する矯正治療です。
装置が目立ちにくく、取り外しができるため、
・食事
・歯みがき
がしやすいのが特徴です。
段階的にマウスピースを交換することで歯を少しずつ理想的な位置へ動かします。

④ワイヤー矯正

歯にブラケットを装着し、ワイヤーの力で歯を動かす矯正治療です。
細かい歯の動きをコントロールできるため、さまざまな歯並びに対応できる矯正治療の基本となる方法です。


当院では、親御さんやお子さんとよく話し合い、将来を見据えた、無理のない治療計画を立てていきます。

当院の矯正治療と従来の矯正治療の比較


当院の小児矯正
小児矯正
従来の小児矯正
従来の小児矯
口腔機能を
発達させる
効果
・鼻呼吸ができる
・お口ポカンが治る
・正しい嚥下ができる
・いびきの改善
・姿勢が良くなる
・顎のスペースを広げ、歯の並ぶスペースを確保(顎の発育支援)
ほぼなし
装置の着脱 着脱が自由にでき、快適
取り外し可能(家庭で装着・清掃)
着脱はできない
見栄え 学校につけて行く必要がなく、見た目が気にならない 笑うと金属が見える
虫歯リスク 食事や歯磨きの時、装置を外すことができ、虫歯になりにくい 食事や歯磨きの時、装置が外せず虫歯になりやすい
痛み 痛みは出ないことが多い 治療のスタート時に痛みが出る
訓練の
必要性
トレーニングが必要
(毎日10分程度)
トレーニングの必要性
治療後の
後戻り
体に合った噛み合わせになり、後戻りがほぼない 後戻りの可能性がある
対象年齢 幼児〜学童期 (一般的に)混合歯列期〜
床矯正治療
床矯正は、主に成長期のお子さんを対象とした矯正治療です。  

取り外し式装置を用いて、あごの骨の歯ぐきの幅をゆっくりと広げながら、歯が自然に並ぶための“土台”を育てていきます。

成長の力を活かす治療法のため、骨の成長がほぼ終了している年齢の方には適さない場合があります。

床矯正は「歯を無理に動かす治療」ではなく、歯ぐきの発育を促し、歯が並ぶスペースを確保する治療です。
床矯正の特徴
床矯正は成長期のお子さんにとっては非常に理にかなった方法で、以下の利点があります。
  • 取り外しが可能
  • 歯みがきがしやすい
  • 成長を活かせる
  • 永久歯の抜歯を回避できる可能性がある

ただし、取り外しができるということは、きちんと装着することが治療成功のカギになります。

装着時間が不足すると、治療の進みがゆっくりになり、結果として期間が長くなることがあります。

そのため、小さなお子さんの場合は保護者の方のサポートがとても大切になります。

私たちは、親子で無理なく取り組めるよう、丁寧にご説明しながら治療にあたっていきます。

床矯正治療のすすめ
床矯正は、次のような思いをお持ちのご家庭に選ばれています。

・できるだけ費用を抑えたい
・永久歯を抜かずに整えてあげたい
・痛みの少ない方法を選びたい
・目立ちにくい装置がよい
・できるだけ早い段階から整えてあげたい

成長期という貴重な時間を活かすことで、将来の大きな矯正負担を軽減できる可能性があります。
床矯正のメリット・デメリット
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◎ メリット
・取り外しができ、快適
・清掃がしやすい為、虫歯になりにくい
・ワイヤー矯正と比較して費用を抑えられる場合が多い
・痛みがない
・成長期であれば抜歯を回避できる可能性がある
・あごの発育を整えられる
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△ デメリット
・適応できる症状に制限がある
・装着時間の管理が必要
・骨の成長が終わった年齢には不向き
・症例によっては後にワイヤー矯正へ移行することがある
大切なのは、
お子さんの状態に床矯正が合っているかどうかを正しく診断することです。
床矯正治療の流れ
STEP

ご相談・検査・診断

まずは現在の歯並びやあごの発育状態を詳しく検査します。

そのうえで、

・治療方法
・治療期間の目安
・費用
・将来の見通し

をわかりやすくご説明いたします。

無理に治療をすすめることはありません。
ご納得いただいたうえでスタートします。
STEP

治療開始

装置を作製するために歯型を採取します。
数週間後、完成した装置をお渡しし、

・装着方法
・調整方法
・日常生活での注意点
・お手入れ方法

を丁寧にお伝えします。
STEP

矯正治療期間

いよいよ治療がスタートします。

床矯正は、装置を決められた時間しっかり装着することが大切です。

はじめは違和感を覚えることもありますが、
多くのお子さんは数日〜数週間で慣れていきます。

保護者の方と協力しながら、無理なく継続できるようサポートします。
STEP

定期検査

1〜3か月ごとに経過を確認します。

あごの広がり方や歯の動きを確認し、
必要に応じて調整を行います。

この定期的なチェックが、治療を成功へ導く大切なポイントです。
STEP

保定期間

歯並びが整ったあとは、後戻りを防ぐために保定装置を使用します。

発育が安定するまでしっかり見守り、きれいに整った歯並びを維持していきます。

最後に

床矯正は、成長期という「可能性の時間」を活かす治療です。
すべてのお子さんに適応するわけではありませんが、適切な時期に正しく行えば、大きなメリットがあります。
まずは、お子さんの成長を一緒に確認するところから始めましょう。
大切なこと
お子さんの歯並び・かみ合わせの問題解決で大切なことは、お子さんの成長を正しく理解し、お口の健全育成に向け生活習慣を整えることです。
また治療が必要な場合には、最適なタイミングを逃さないことです。

当院では、小さい頃からの関わりを大切にしており、定期的なチェックを通じてお子さんのお口の発育を見守ってきます。
私たちが目指していること
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私たちが目指しているのは、
• よく噛めること
• 鼻で呼吸できること
• 安定したかみ合わせ
• 将来も長く使える歯
• 自信を持って笑える笑顔
です。

こどもの矯正は、
未来へのやさしい準備です。
不安なことがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。
私たちは、お子さんの成長を
ご家族とともに大切に育てていきます。
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不正咬合の種類について(詳細)
ここでは代表的な不正咬合について、詳しくご説明いたします。
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上顎前突(出っ歯)
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上の前歯が前方に出ている状態をいいます。

原因としては、
  • 上あごが前方へ大きく成長しすぎる
  • 下あごの発育が十分でない
  • 歯のはえる向きの異常
などが関係していることがあります。

成長期の5〜10歳頃は、あごの発育を促すことが可能な大切な時期です。
このタイミングで適切に治療することで、自然なかみ合わせへ導ける可能性があります。

奥歯の位置関係も重要で、前歯だけでなく奥歯のバランスも含めて総合的に整えていきます。
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下顎前突(反対咬合・受け口)
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下の歯が上の歯より前に出ている状態です。

骨格的な発育バランスが関係していることが多く、
早期の診断がとても重要です。
受け口のまま成長すると、
  • 発音への影響(特にサ行・タ行)
  • 咀嚼効率の低下
  • 顎関節への負担
  • などが生じる可能性があります。

    成長を上手にコントロールすることで改善が期待できるケースが多くあります。
    4〜6歳の早期に適切な治療をすることで、お子さんへの負担を減らし、改善が期待できます。
    対応が遅れると、治療の難易度が高まり、重度の骨格的問題がある場合は、外科的治療が将来的に必要になることもあります。
    早期からの経過観察が、将来の選択肢を広げます。
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叢生(そうせい)・八重歯
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歯が重なり合い、ガタガタに並んでいる状態です。
犬歯が外に飛び出している場合は「八重歯」と呼ばれます。

主な原因は、
  • あごの成長が不足している
  • 歯のサイズが大きい
  • 乳歯の早期脱落
などです。

成長期にあごの幅を適切に広げることで、
将来抜歯をせずに整えられる可能性があります。
叢生は決して珍しいものではなく、近年では、多くのお子さんに見られます。
5〜6歳頃に早めに評価し、自然な発育を活かすことが大切です。
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過蓋咬合(かがいこうごう)
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かみ合わせが深く、上の前歯が下の前歯を大きく覆っている状態です。

この状態が続くと、
  • 上の歯ぐきを傷つける
  • 前歯に過剰な負担がかかる
  • 顎関節への影響
などが起こる可能性があります。

下あごの成長不足や、上あごの過成長が背景にあることもあり、
成長期のうちにバランスを整えることが重要です。
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開咬(かいこう)
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奥歯はかみ合っているのに、前歯が閉じない状態です。

原因としては、
  • 指しゃぶりの習慣
  • 舌の癖
  • 口呼吸
  • 口周囲筋の発達不足
  • 姿勢不良
などが関係していることがあります。

開咬は歯並びだけでなく、
呼吸や姿勢など全身の問題が深く関わります。

鼻呼吸ができる環境を整えること、
正しい姿勢を育てるなど体全体に目を向けることが大切になってきます。
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上下顎前突
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上下の歯がともに前方へ突出している状態です。

口が閉じづらかったり、
閉じてもあご先にシワができることがあります。
見た目の問題だけでなく、
  • 口呼吸の助長
  • 口腔乾燥
  • 将来的なコンプレックス
につながる可能性もあります。

成長期のうちにあごの発育方向を整えることで、
より自然な口元へ導くことが期待できます。
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